堕天記 蒼きシスター
第三章 散華祭
宴が始まろうとしている。
ついに一人の少女が悪魔に貪り尽くされ、その身を穢される瞬間が。
淫欲の悪魔がたった一人の少女を得るために多くの労力を払い、大きな舞台を用意し、徹底的な仕込みをおこなっ
てきたのだ。ここまで我慢して肥大した悪魔の欲望は計りきれないほど膨張していた。
彼女は肥大した欲望を全て身に受ける事になる。悦びに打ち震えながら…
ゆっくりと視界に光が入り込んできた時、まず感じたのは口内と鼻孔に嫌悪感があった事だ。咽返るような匂いと口
に残る苦き味。意識が戻ると同時に彼女は不愉快な気持ちになった。
体が鉛の重くなっていた。全身が疲労しきったように緊張している。それは今まで散々に体の酷使を強要されたた
め。しかし、体が動かない理由はそれだけではない。
徐々に鮮明になる視界。しかし、それは彼女の絶望の始まり。
(私…宙に浮いて………え?)
非常に高い位置に自分の目はあった。最初、自分が浮いているのかと思ったがそうではない。それは四肢を締め付
ける痛みが物語っていた。
生贄という言葉が一番相応しいだろう。ジムフォーク教会の誇る神々しい大十字架。銀の聖具に鉄鎖によってくくり付
けられるのはシスターロゼット。胸やスカートを破られて局部を露出し、蒼き修道着と愛らしい美顔を精液で汚された聖
女が十字架に磔にされていた。
「こ、これは…」
自分の記憶を探る。すぐに今まで晒された陵辱劇のことを思い浮かべる事が出来た。悪魔の尖兵と化した人間達に
体を隅々まで辱められ、彼らに奉仕を強制された記憶と散々、絶頂に狂った時の熱が蘇る。顔を赤らめるロゼットに彼
女を捕えた悪魔の声が聞こえてきた。
「お目覚めかな?」
その声は頭上から聞こえてきた。上を見ると、長身の黒き悪魔が宙に浮かび、ゆっくりと降りてくるのが目に入った。
卑しき笑みを浮かべ、彼女の同じ視線まで降下するアスモダイに彼女は恐怖した
先ほどまでの恥辱で彼女はこの悪魔の手の上で散々に狂ってしまった。このまま悪魔に嬲られ続けたら、自分はどう
なってしまうか分からない。これから、さらに陵辱がエスカレートしたらどうなるというのか?
「どうだ、こうやって磔に処せられた気分は?キリストの気持ちが少しは分かったか?」
「馬鹿なこと言わないで!これは一体…」
「なに、これから盛大に君の純潔を奪うのだ。これぐらいの趣向は必要かと思ってね」
「…純血を散らす…」
ただでさえ消耗し、疲れた彼女の顔からさらに血の気が引いていく。
「そうだ!君の穢されていない乙女の穴に私の逸物を打ち込んでやるのだ。君の処女膜を破り、破瓜の血を流させ、
胎内を思うが侭に蹂躙するのだ。光栄に思え。悪魔と交わる事が出来るのだからな」
「いや…ふざけないでよ…」
懸命に反抗しようとしたが、彼女の声は力なく弱々しい。これまでの陵辱で彼女の気力は削がれている。何より、これ
から自分がレイプされると知って彼女は恐れおののく。彼女は強気に見えて、実は脆さを持つ少女だった。
「さて、この宴には観客を用意した。さあ、連れて来い」
アスモダイの呼び掛けに、姿を消していた操られし者達が礼拝堂に入ってきた。彼らの内、ホッセとジェイクは誰かの
脇を抱え、運び込んできた。連れられて来た少年を彼女はよく知っている。
「クロノ!?」
「ロゼット…」
縄に縛られボロボロな姿で連行されてきた彼女の契約者クロノ。ロゼット以上に疲労した表情をしているクロノを気遣
い、憂いの視線を送る彼女。
しかし、当のクロノは彼女から目を背ける。それはそうだろう、彼はつい先ほどまでロゼットの幻影との淫らな絡み合
いを饗してきたのだ。彼女を守るべき自分が欲望に負け、色に狂った情けなさ。それは強大な力を持ち、罪人クロノと
恐れられた悪魔から覇気を奪い去っていた。
事実を知っているのはアスモダイだけ。彼女にはクロノが顔を背けた理由が分からない。だが、クロノが不利な状況
下でも自分を助けるためにボロボロになるまで戦ってくれた。その事実が嬉しかった。
「いや、クロノ勇敢だったよロゼット。君を助けるために少年の姿のまま突入してきたのだから。いや、素晴らしい戦い
ぶりだった。しかし、私に刃向かうには力不足だったようだが…」
アスモダイは一呼吸置くと、邪悪な顔をする。
「しかし、クロノよ…先ほどは本当に激しく、あの女とセックスしたものだな。まさか、あそこまで燃え上がるとは私も思
わなかったぞ」
「え?セックスって…」
「い、言うな!」
クロノの顔に怒気が篭る。しかし、悪魔アスモダイは構わず続ける。
「このクロノ…私が見せた君の幻影とつい先ほどまで、はしたなく、淫らに絡み合っていたのだ。いや、凄かったぞ。互
いに意識がなくなる寸前まで犯し合う様。君にも見せたかったものだ。どうやらクロノは前から君に異性としての感情を
持っていたみたいだ。だから、あれだけ我を忘れられたんだろうな…」
全てを知られたクロノは顔面を蒼白にし、ロゼットは呆然とした。正直、クロノが自分をそういう目で見ていたとは露ほ
ども知らなかった。二人の関係について深く考えた事は無かったし、異性間のことはとんと疎い彼女。それでも、自分を
異性として見てくれた、という事実の衝撃は大きいものがあった。
一方、知られたクロノのダメージは計り知れない。こんな最悪の状況で知られてしまうとは思わなかった。しかも、彼
女の幻影で狂ってしまった事まで知られてしまうとは。
「まったく、契約者同士卑しいものよ。さて、観客も着たことだ」
アスモダイはさらに磔にされた聖女に近づいていく。混乱した思考に苛まれていた彼女だったが、厳しすぎる現実へ
の引き戻される。
「ロゼット、君はクロノの前で私にたっぷりと犯してあげよう。全身を隅々までな…嬉しいだろう?」
「何が嬉しいのよ!?ふざけないで!」
この悪魔は本当に嗜虐心の塊だ。わざわざクロノを連れてきて、彼の気持ちまで知らせた上で犯される様を見せ付
けようとは悪趣味の極みと彼女は思う。
「嬉しくないのか?では、これはどういうことだ?」
ゆっくりと拘束され、開かれた足の付け根、股間へと手を伸ばす。ピチャという音と共に指にたっぷりと愛液が付着し
た。
「私に純潔を散らされると、犯されると聞いて…それをクロノの前で行われると聞いて、こんなに濡れたのではない
か?てっきり嬉しいかと思ったぞ」
彼女の体はアスモダイによって施された秘術が生きており、まだ体は淫欲を求めてしまう。彼女の体は心の否定を聞
かず、犯されると聞いて悦びの蜜を垂れ流していた。
「こ、これはあなたが私を散々弄んだ時に出た…」
自分が欲したものではない、と何とか言い訳したいが、アスモダイは鼻で笑う。
「なるほど、体を無理やり嬲られ、男の性器を舐めて感じたのだな。愛もない強制的な行為に感じるのだな、君は…」
「そ、それは…」
「どちらにしても君は聖職者という清らかな人間ではない。恥辱を悦びとし、背徳なる肉欲に支配される哀れな雌犬に
過ぎないのだ」
「違う…違うの…」
否定しようと言葉を捜すが、有効な反論が浮かぶはずもない。悪魔の言うとおり、彼女は散々、傀儡たちの手により
絶頂に昇らされ、男の性器に奉仕して、精液を飲み込み、掛けられ、悦んだりした。悪魔の言葉は真実であり、真実ほ
ど確かなものはないのだ。
(ああ、クロノ…聞かないで…)
目の前のクロノは放心した表情でひたすら磔に処せられた自分を見上げていた。ロゼットの幻影を纏った少女との交
わりに熱中し、自らの秘めた思いすら暴露されたクロノ。今の彼には強大な悪魔としての姿、苦楽をロゼットと共に少年
の姿はなかった。
そして少年に思われていたロゼットはこんな時に彼の気持ちを知りたくはなかった。こんな自分の姿を見られたくはな
かった。これから起こるであろう恥辱を目撃されたくない。
「さあ、始めようか。君の純潔を盛大に散らす宴を」
「こないで…くるな…いや…」
「ロゼット…一つ教えてあげよう……そんな潤んだ瞳で拒否しても、男には誘っているようにしか聞こえないのだよ!」
悪魔の両手がロゼットの美乳を掴み、揉み始めた。敏感な器官に対する愛撫とは程遠い乱暴な力の入れ具合。指と
爪の痕が残ると思わせるほどの乳虐に彼女は激しい痛みを訴えた。
「い、痛い!そんなに強くしないで!」
「何を言っている!君のことだ。すぐに慣れて痛みすら快感に変化するさ」
「そんな勝手な事!?……はぐっ!」
形が完全に変ってしまうような激しい手の動き。彼女の胸が面白いように波打ち、弄ばれる。下から肉を救い上げる
ように揉み上げたと思ったら、大きな手の平で完全に乳房を握り込んで絞ろうとする。手の平から前方向に伸び出た頂
き部分に口での責めをお見舞いする。既に先端の突起はくっきりと盛り上がっており、触られるだけで性感を全身に伝
えられるほど敏感になっている。仕込みが終了している乳首に悪魔の口が襲い掛かかり、堪能していく。口の中で敏感
な突起を唾液まみれにし、舌で突き転がしたりした後、一度口内から解放しては唇で挟み込んだり、ゆっくりと舐め上
げたり、さらには歯を立てたりもする。既に快感、苦痛という範疇を超えた『刺激』という漠然とした感覚で体を燃えさせ
られるようになってしまったロゼットは何をされても感じてしまう。強い刺激なら強いほど悶えてしまう。
「いたい…ああ、ふふぁ…やめて…乳首ばっか舐めないで…噛まないで!…ああ、許してぇ―――!」
彼女の敏感すぎる乳首は火薬庫だ。たった指と舌だけで瞬間的に彼女の体を爆発させてしまうだけの威力を持って
いる。散々嬲られ、昇華した彼女の肉房に悪魔の強めの愛撫はあまりに危険だった。
「素晴らしい形だ。これだけのボリュームなのにまったく美しさは損なわれていない。それにこの柔らかさ…私の指の
合間から肉が零れるようにあふれ出てくる…」
じっくりと彼女の胸を視姦しながら感想を漏らしていく。自分の胸を言葉で述べられ、たっぷり見つめられるだけで体
が熱くなってしまう。なぜこんな異常な状況なのに自分は敏感に燃えてしまうのだろう。自分が望んでもいない行為、し
かも相手は愛してもいなければ、人間でもない。悪魔だというのに。
「ひいっ!?…あッ…あん!…ふふぁ〜…はあっ…あああァッ」
丹念に乳肉を中央に集め、手と舌でねちっこく責め続ける。敏感な肉同士が合わさり、擦れ合うだけで声が出てしまう
というのに悪魔はゆっくりと彼女の胸を犯していく。既に快感を否定しきれないロゼットは口を閉ざす事が出来ないまま
喘ぎ声を神聖な礼拝堂に響き渡らせてしまう。
(痛いのに…クロノの前なのに…こんなの嫌なのに…)
目を瞑り、暴虐から背いていたい彼女だったが、彼女の脳髄を貫く性刺激はそれを許さない。これから散々に犯され
るだろう遠くない未来を、自分を愛してくれていたクロノの前で犯されて喘いでしまう、それに悲しむ間すら与えられな
い。悪魔にいい様にされる屈辱と羞恥の板ばさみなのに体は悦び、彼の思うがままになってしまう。
「………ふむ、君の胸は形だけではなく、味まで最高なのだな。ほら、君の瑞々しい肌もこの小さく可愛い乳首も…」
たっぷりとキスを肉房に浴びせかけ、彼女の胸果実を口の中で賞味していく。さらには頂全体を口に含んでは激しく
吸っていく。チュチューとまるでミルクを強請る赤子のように一心不乱に吸引していった。アスモダイの行いは彼の姿か
らすれば滑稽だったが、無邪気にも見える。しかし、執拗なおねだりはロゼットの頭を徐々に白くさせる。彼女の敏感過
ぎる突起は吸われるのにあまりに弱かった。
(私…このままじゃ胸だけでイッちゃうよ〜!)
いくら淫女の素質を注入されたとは言え、散々に嬲られ、開発され、性感帯として昇華した果実は難なく彼女を官能
世界へ引き込む。既に秘密の源泉から溢れた淫蜜がショーツをベットリと濡らし、彼女の内股まで波及している。自分
は胸を舐められるだけでこんなにはしたない姿を晒してしまう女だった事が悲しい。そしてクロノの自分の狂った様を目
撃されたくない。
四肢に力を入れ、歯を食いしばって競り上がってくる絶頂をやり過ごそうとするが、ちゅうちゅうと吸われる度に体がビ
クビクと震えてしまう。力に満ちていた手足の先も徐々に脱力し、痙攣が取って代わる。
(イキたくないよ!…誰か助けて!このままじゃ私…)
全ての希望を断たれた少女に逃げ道はない。悪魔の責めに儚く達するしかないのだ。どんなに抵抗しようとしても結
局は達してしまうではないか?と諦めている自分もいる。結果が変らないなら無駄な抵抗はしなくてもいい、と囁き掛け
るもう一人の自分もいる。
しかし、彼女の目に自分を悲しい瞳で見つめるクロノが映った。愛する者を穢される事への純粋な悲しみと無力感。
自分へ気持ちを向ける彼の存在は今のロゼットには唯一の心の拠り所であった。
(負けられない…このままじゃ!)
復活した理性と気概は弱めようとした抵抗を復活させる。全身に活力が戻り、悪の肉欲に対抗しようと躍起になった。
しかし、胸に再び歯が食い込む事により、決意はすぐに崩れ去った。結局、どんなに心を奮い立たせても、性感の波
動の前には無力なのだ。痛すぎる刺激が彼女の抵抗を排し、一挙に彼女を連れ去ろうとした。
「いたっ!…だめなの〜!イキたくないのぉ―――!おっぱいばっかり…や、やあァ!?」
自分でももう引き返せない絶壁まで追い詰められているのが分かる。何度もの絶頂の中で慣れ親しみ始めたオーガ
ズムの到来がすぐそこまで迫っているのが分かってしまう。そんな自分に嫌気が差す。でも、そこまで来ている絶頂を
心待ちにしている自分も…
(私…やっぱり淫乱…なのかな?)
「いや!イクの―――!…クロノ…見ないで…あ、あああっ!ふひゃあァ―――っ!だめ、ダメダメダメダメぇ……あ
っ!?あひゃあああぁぁ――――んん!」
また達してしまった肉欲の極みにロゼットは大きく喘ぐ。胸だけで到達できてしまうほど調教されたロゼット。自らの変
化を呪いつつ、全身は狂ったように跳ねた。愛液が一段と噴出し、彼女の白きニーソックスに染みを作り上げる。
(ロゼット…)
磔の虜となった愛しき少女が淫楽を糧とする悪魔に胸を据われて絶頂に昇る。クロノに怒りはない。大切な少女を守
れない自分が無力感。秘めていた気持ちを知られ、彼女の幻影に酔った様を見られた悲しさ。全てがクロノから気力を
奪う。アスモダイに奪われていくロゼットを指を咥えて見ているしかないのか。
「胸だけでイケるようになったんだな。本当に敏感でいやらしい女の子だよ、君は…」
「はぁ…うは……私…胸だけで…」
「そうだ、君は胸だけで絶頂迎えてしまう淫らな心と体をしているのだ。まさに私の契約者に相応しい…」
「…体はともかく、心まではいやらしくない…」
「君は分かっていないな。絶頂とは体が感じるだけでは迎えられないのだ。心も興奮し、その状況を愉しむ事により、
体と心が繋がって初めて至高なる快楽に到達できるだ。ほら、思い出してみろ…」
くちゅりと股間に再び手を這わせ、溢れ出る愛液を指で絡めて遊ぶ。
「君は最初の絶頂よりも今の方が濡れている…とても感じたんじゃないのか?最初の時は体中を犯されてだったが、
今回は胸だけだというのに…それは君が肉欲に目覚め、絶頂を味わい、この状況に興奮しているからに他ならない。
だから、たった胸だけ犯されただけで激しく狂い、さらに敏感になっているのだ…」
もう自分は前のように無垢には戻れないのだろうか。このまま背徳的な快楽に身を委ねるような女になってしまうのだ
ろうか。アスモダイの言う事は事実であり、自らの様を省みれば反論しようがない。奈落に落ちていく途中をヒシヒシと
感じていた。
「さあ、せっかく淫らな遊戯に愉しみを見出せたのだ。もっと悦んでよがれ」
再び、悪魔の責めが再開された。
今度は胸ではなく、股間への責めである。悪魔は磔にされている彼女の腰の辺りに顔がくるように下がっていく。既に
ボロボロになったスカートをさらに引き裂いて白き濡れ布で覆われた股間を顕にする。拘束された脚は閉じようがなく、
徹底的なまでに自らの蜜で濡れた地帯を目の前のアスモダイに直視された。が、既に散々、秘すべき場所を見られた
彼女は不思議なほど恥ずかしくなかった。
しかし、アスモダイの新たな行為はロゼットの羞恥心を再び活発にさせる。濡れきった布をずらして彼女の穢れを知り
始めたヴァギナを晒すと、そこに自らの舌を這わせたのだった。
「ひゃう!?…ひゃああぁ!」
おぞましい感覚が消耗しているロゼットに追い討ちを掛ける。愛液塗れの裏肉を味わうかのように舌が蹂躙する。
「ジュルジュルジュルジュル…ふふっ、君の愛液は実に美味しい」
「いやん…そんな汚い所に舌を…」
「汚くはないさ。ただ、ちょっと節操がなさそうだが…」
敏感な肉は羞恥の興奮でさらに熱く、感じやすくなる。悪魔の舌は人間のそれよりはるかに長く、幅を持つ。溝全体を
覆ってしまうほど強大なそれで上端と下端まで一気に舐め尽くす。明らかに違う肉感を持つ新たな責め手にロゼットは
混乱の中にもはっきりと悶える。
「こんなのイヤあぁ―――!私のアソコをヌルヌルしたのが動いて…ひいぃ!?」
今までにない感触に悲鳴をあげるが、すぐに甘い電流が全身に震えを伝える。濡れた柔らかい肉同士、絶妙の絡み
具合を持つ。
一頻り表面を嘗め尽くした後、肉の裂け目を掻き分け、中へと進んでいく。指より肉厚のある軟体生物が潜り込んで
いくのはおぞましいが今の彼女にはゾクゾクと期待させるものがある。
すぐに膣口の上にある痴豆まで接近すると容赦なく舌の愛撫を浴びせる。胸豆以上に感度の良いロゼットのそれは
早くもロゼットを白き滝へと落とす。指とは違う感触に彼女は四肢を痙攣させ、大きく目を開いて悶えた。
「あ、ひゃあぁ…あっ、いひゃあああぁ――ん!」
「君は乳首だけではなく、クリトリスまで敏感なのだな…もっと突いてやるぞ」
「お願い!もうこれ以上、そのクリトリスを舐めないで!狂っちゃうよ!」
仕込まれ、先ほどの絶頂でさらに敏感になっていた彼女のクリトリスは劇物だ。悪魔の舌という淫器と化合すると激し
く反応する。絶えようとして耐え切れない圧倒的な官能が彼女を再び上昇させていく。
急激に開発された肉体は止まる所を知らない。数時間前まで何も知らなかった少女は性感を知り、絶頂を知った。そ
して今はすぐさま絶頂に打ち震えるまでになっている。先ほど、胸で達したばかりの少女だったが今度は紅い真珠で爆
発しようとしていた。
「イヤだよ……もうきちゃう!…うふぁああぁん!…またイッちゃうぅぅっ!」
心臓が再び張り裂けそうなほど動悸する。前回よりもさらに大きい絶頂波が彼女を襲う。
「…やあぁ!…はああああぁぁ―――!!」
一回、達する度に、彼女の受ける快感は確実に大きくなっていた。異常なほど膨れ上がったオーガズムに彼女の声
は大きくなるばかり。
しかし、その後の勝手が違う。今までは絶頂後は僅かな間が置かれたが、アスモダイは痴突起で彼女が達しても舌
の動きを止めようとはしなかった。無論、休む間もなく刺激がロゼットを襲う。
「そんな!?…わたしまだイッたばかり…ひゃう!」
余韻が冷めぬままに再び狂おしい愛撫を受ける蒼きシスター。痙攣したままの手足がまるで釣られた魚のように跳ね
回る。達する度に敏感になっていく彼女にアスモダイは容赦しない。
さらにアスモダイは舌を伸ばし、今度は膣口の中へと入り込んでいく。常人よりはるかに長いそれは難なく彼女の洞
窟に潜入していく。一方、舌の中程でちゃんとクリトリスを圧迫し続ける事も忘れない。狭くきつい処女門は柔らかくヌル
ヌルした舌ですら容易に招き入れようとはしない。が、彼の舌は力強く突き進み、彼女に挿入の痛みを与える。
「ひぐっい!…ヌルヌルしたのが入ってくるよ〜!」
ズイズイと周りの膣壁に付着する粘液の助けを借りて進む。ついには肉の孔を狭める襞、処女の膜の寸前まで進出
する。大胆にして繊細なアスモダイの柔舌は処女の証をゆっくりと舐め始めた。一枚一枚念入りに、合間に溜まってい
る液体を掻き出す様に、繊細な襞をリラックスさせるように。
(なに…私の中の何かを弄っているよ…何をしているのよ…)
一方、しっかりとクリトリスを愛撫するのも忘れない。器用にも舌を横に震わせて皮を剥くと、中の果実に一方的な刺
激を与える。舌が小刻みに、しかも凄い速さで震え、敏感なお豆をバイブレーションする。
「ひゃあああぁ!…うわあああぁ―――!震えちゃう…私のクリトリスが震えちゃう!」
敏感な豆を振動させられ、しかも傷つき易い膜を舌でねちっこく弄られて、愛液の分泌量がさらに多くなる。喘ぎ続
け、口を開けたままの彼女ははしたなくも涎を糸を引かして垂らしている。彼女の太ももも白きニーソックスも、口直下
の大きな美乳も彼女から溢れた粘液塗れになる。激しい水音を響き渡らせながら、体がぬめり気を帯びながら、彼女
は再び強烈な絶頂に見舞われようとする。
「――――っああああぁ!はあああぁ――!…くはあああぁ―――――っ!」
狂おしい刺激に彼女は体を蝕まれていく。再びの絶頂が襲い掛かり、彼女は意識が遠のく。それでもアスモダイの責
めは弱まる事無く、さらに激しくなっていく。口と舌で秘所を責めつつ、右手は再び胸に添えられ、ゆっくりと揉みしだく。
人差し指は乳首を弄り、すこぶる敏感な果実は再び対象となる。一方、左手で彼女の尻を揉み回す。と思ったら、ずっ
と進んで彼女のアナルに触れた。
「汚いよ!そんなところ…」
「その汚い所で君は感じる事が出来るのだな」
躊躇なく彼女の排泄穴に指を差込むアスモダイ。前までの行為の油が残っているため、比較的スムーズに張り込む
事が出来た。ゆっくりとピストンを開始するとむず痒い感覚が再発する。
「あん!またオッパイを…お尻を…もういやなのぉ…ひゃああっ!」
胸、クリトリス、膣内、アヌスの四点への責めは今の敏感なロゼットには辛すぎる。あっという間に彼女は更なる絶頂
の高みへと昇り始める。もはや抵抗はしない、いや、無意味と悟った彼女は悪魔の愛撫に成すがままになる。
「まらイっちゃうのぉ―――!もうゆるして…お願いだから…くる、くるくるっ!…また……飛んじゃうううぅぅ――……」
悪魔に許しを請うまで追い詰められたロゼット。しかし、アスモダイはさらに激しくロゼットを弄び続ける。指に乳首が
潰されるたびに、クリトリスが撫でられるたびに、膣の中で舌が蠢くたびに、そしてアヌスに指が打ち込まれるたびに、
彼女は絶頂の高みへと昇らされる。度重なるエクスタシーはついには引き下がる事無く留まり続け、次のエクスタシー
を招き入れてしまう。自分の中で限りなく膨張する絶頂の白き衝動が存在し、彼女は絶え間なく爆発し続け、無限とも
思える絶頂地獄に落とされてしまった。
(私、クロノの前でこんなに乱れちゃっている…悦んじゃっている…)
人前で、しかも大切なパートナーの前でここまでの痴態を晒す事にはなると彼女には考えられなかった。しかし、確実
にクロノに見られるようになってから、明らかに自分は熱く、感じやすくなっている。
(こんな恥ずかしい姿を見られているのに…クロノだから?それとも人に見られる事でエッチになっちゃう変態なの?)
意識が徐々に遠のいていく絶頂世界の中で本当に僅か、本能の中に漂う微かな理性が漠然とした思考を紡ぐ。クロ
ノが気持ちを知った時、明らかに自分も彼を見る目が変ってしまった。そんな彼に見られている。これ以上ない恥ずか
しい姿を。
(ごめんね…クロノ………でも、クロノに見られちゃうと……)
性欲を出し尽くされたとは言え、自分の好きな人がこれだけ目の前で乱れている。助けられない無力感と異常な興奮
が募るばかり。
(ロゼットの胸があんなに揺れている…あんなに股間から汁を垂れ流している…あんなに声を上げている…)
見ては、聞いてはならないと分かっているのに、彼女の淫らな光景に視線を奪われ、普段からは想像できない卑猥な
喘ぎ声に耳を立ててしまう。これだけの光景に興味を抱かない男はいない。たとえ悪魔でも。
(クロノを捕らえた甲斐はあったようだな)
ロゼットの体を嬲りながらアスモダイは思う。正直、最初はクロノにそれほど大した興味はなく、適当に弄ぶだけにしよ
うと考えていた。しかし、この悪魔、惰弱にも人間の少女に思いを寄せているのだ。淫欲の悪魔はクロノにロゼット堕天
のために利用価値を見出した。
彼のロゼットに対する異性の感情を彼女自身に知らせる。今まで彼に異性を感じなかった彼女に自分は愛されてい
る、という事実を実感させる。それからロゼットを犯す。彼女ロゼット自身の意思はともかく、彼女は自分を愛する男の
前で犯されるという状況が出来あがる。この優しき少女に自分が奪われる様をクロノに見せ付ける、という罪悪感を抱
かせる事が出来るのだ。
ただの肉欲を染み込ませるだけでは面白くない。心身共に彼女を犯したい。この可憐で儚い宿命を持つ健気な少女
を黒き烙印を刻み込む。今のアスモダイは幸せだった。
(さあ、そろそろだろう…本当の宴だ)
何十回と絶頂させられ続けたロゼットの四肢は痙攣の後に突如、力を失う。頭も項垂れ、凶器じみた喘ぎも消えてな
くなる。彼女は恥辱と体力の消耗のため、気絶してしまった。
しかし、悪魔は許さず、敏感な部分を抓っては強制的に彼女を覚醒させる。
「勝手に寝るな。これからが本番だというのに…」
「……まだ、私を辱めるの?」
「当たり前だ。まだお前は純潔の乙女だからな。言っただろう?君の純潔を奪うと…蜜が溢れる女の穴にこのペニス
を挿入して、お前の処女を奪うのだ」
股間から自分の極大にして黒光るイチモツを出現させてはそれをロゼットに見せ付ける。人間の背と大して変らない
アスモダイの体躯。だが、彼の性器の大きさはあまりに太く、長い。反り返るそれがゆっくりと彼女に近づいていく。拘束
された四肢のうち、両足の戒めを解くとその両足を抱え上げ、自分の身を滑り込ませる彼女。とうとう自分が本当の意
味で穢される事にロゼットは恐怖を感じたが、目を逸らそうとはしなかった。
(あんなに大きいのが私の中に…)
自分の初めてをこの悪魔に奪われるのは確実だ。もっとも望まない形で自分は最初の男を受け入れる。悲しいし、恐
怖を感じるが、今はそれ以上に思う事がある。自分に気持ちを抱いてくれたクロノの前で犯される事が辛い。彼に自分
を奪われていく時間を見せ付ける事が苦しい。
(どうして…私はクロノを悲しませたくないのだろう…)
ふと、自分の中に浮かんだ疑問。彼女は自分が悲しむ事以上に誰かの悲しみに涙できる少女であったが、こんなに
も胸が痛いのは初めてだった。
一瞬、今までの事が浮かんだ。最初に出会った森の事。共に暮らし、馬鹿をやった日常。戦い続ける辛い日々。自分
を助けるために力を振るってくれた彼。彼に助けられ、彼を支えた自分。誰よりも近かった悪魔と少女…
(分かった…私もクロノのことを…)
それが異性に対する感情なり欲求かどうかは分からない。しかし、彼女も間違いなく
(…クロノのことを愛していたんだ…)
グチュ…ズズズ……!
「イヤアアアアアアアァァ―――!!」
泣き叫び、体を暴れさせても手遅れ。ついに悪魔の男根が蒼きシスター、ロゼット・クリストファの閉ざされた華へと入
り込んでいった。
悪魔の挿入は容赦がない。彼女の花弁を見事に裂き、小さい入り口を通り抜け、狭い粘肉の中を突き進んでいく。
「…どうだ?私のペニスが君の中を突き破っていくのが分かるだろう?ほら、一番の大事な所まで来たぞ…」
「痛いの…やめてくださ…い…これ以上…」
「ほら!」
「うぎゃうぅぅ!!!」
掛け声一つで目前に迫った処女膜を一気に突き破る悪魔。ミシミシと、ブチブチという音が体を駆け巡るのが分か
る。鋭い痛み共に絶叫を上げる彼女に追い討ちを掛けるようにアスモダイは腰を前進させるのではなく左右上下に動
かした。残る処女の名残を全て引き裂くかのように。
「痛い…いたい…いたい…の…動かさないで……わたしをひきさかないでぇ〜ッ!!」
痛みに涙と悲鳴が激しく溢れる。歪む視界にクロノの姿が投影された。
(…ゴメンね…クロノ…)
「ああ、ロゼット…」
(僕は何をしているのだ?)
大切な人の窮地に欲情し、彼女を守る事も出来ない。彼女が悪魔に喰われていくのも黙ってみているしかない。彼女
の契約者として、いや、それ以前に彼女を思う男として、これほど情けない事はない。クロノはアスモダイへの憎しみ以
上に自分への嫌悪に苛まれた。
しかし、それでも彼はロゼットが犯されていく様から目を離せない。興奮は冷める事無く燃え上がるのみ。
「さて、完全に私と君は繋がった。どうだ?女になった気分は…」
「ひどい…もう抜いて…こんなの嫌だ……」
「抜くか!それにお願いするなら、もっと言い方があるだろう!」
野蛮さが滲み出てきた悪魔は強引なる性交を始める。腰を引き、再び肉槍を打ち込む。抜かれるだけでも痛いの
に、再度、肉に刺さる相手のペニスは凶器であり、ロゼットに苦痛漬けにする。一回、二回と挿入と抜きを繰り返す。十
分過ぎるほどの蜜に溢れていた穴は男根を受け入れ、白い液体が掻きだされて行く。その中には彼女の散華を告げ
る赤い螺旋が脚を伝っていった。
「はははっ!やはり初物はいい。こんなにも私を締め付けてくれるよ!君も私の肉を強く感じているのではないか?
敏感な牝だからな…」
「ううっ……痛ッ!…あああ…」
「まだ痛みの方が大きいか…だが、安心しろ。私に任せれば、すぐに気持ち良くなる。いや、むしろ乱暴の方が所望
かな?君のような牝には私が特に気遣いしなくてもすぐに慣れてドロドロになるだろう…」
一度、今まで最も強い力で腰を叩きつけた。体躯の良い悪魔に圧迫され、彼女は限界まで脚を割られ、深い位置ま
でペニスを受け入れさせられる。残った乙女の膜を全て切り裂き、彼女の子宮口にまで届く。息が出来ないほどの鋭痛
に貫かれる。次にゆっくりと腰を引き、長い竿が徐々に洞窟を後退していく。出血が続く繊細な壁に再び触り、鈍く、染
み渡るような痛みが広がる。挿入する時は力強く一気に、抜く際はゆっくりと相手に重圧を知らしめるように。それを何
度か繰り返すと、交互にして正反対な刺激に慣れていたのか、それともリズムに体が覚えてきたのか、徐々に破瓜の
痛みは麻痺していく。
一方で突き続ける肉槍は彼女の弱点を求め、その都度、僅かに角度を変えていた。どこかにある彼女の性交を愉悦
に変えるためのスイッチを探し続ける。
「!?…ひゃあぁん!!」
見つけた、陵辱者は内でそう叫んだ。この窮屈な肉洞を舞台とするセックスにおいてロゼットが堕ちる事が出来るポ
イントを。悪魔のペニスが上向き突き上げられた時に亀頭引っかかる小さな襞。それが彼女の弱点だった。
侵害する者は容赦なく己が欲望で擦り続ける。
「な、何…これ…ひゃう!…あん…やはァ!」
明らかに苦痛ではない声、彼女がこれまでの責めで上げた喘ぎ声の亜種が紡ぎ出される。敏感な襞から伝わる電流
は痛みに近いが、明らかに魔淫の香りを取り込んでいる。一回、二回と擦られる度に彼女の膣と全身は軽く痙攣する。
「ひゃあァ…そんな…止まって…助けてえぇ…あああァ――!」
こうなれば後は容易い。元々、散々に絶頂させられ、敏感になっている体だ。鈍る痛覚に対し、圧倒的な電流の中に
漂う白き性感を逃しはしない。純潔を守っていた彼女の秘所を急激に開発するそのエネルギーを受け取り続けてい
た。
アスモダイもさる者。次々と変化を与え、彼女を犯していく。単調なリズムだったピストン運動は徐々に旋律を崩してい
き、彼女の理性に綻びを生み出させる。一方で、ただ単純に突き続けることなどしない。焦らすように彼女の膣を掻き
回す。と思ったら、彼女の敏感な襞に向けてペニスを向け、次々と突き、擦る。
「どうだ?徐々にだが感じてきたんじゃないか?」
彼女はその問いにフルフルと顔を横に振る。ロゼットは残った理性を総動員して最後の抵抗をしているようだが、勝
負は初めから見えている。
「いやん!…あん!…あ、あ、…ひゃああァ―――!頭がしろく…」
手を縛る鎖がチャリチャリと音を立てる。が、締め付けられる痛みに彼女は叫ばない。否、彼女にとっては股間を押し
上げる男の腰が、自分を貫く極大の肉棒こそが神経を向けるべき全て。
さらには淫欲の悪魔は腰に回していた手を彼女の胸へと伸ばす。再び頂の肉突起に指で挟んで弄り始める。彼女を
即座に絶頂へと導く至宝だったが、今はすぐに絶頂に行ってしまうような様子はない。初めて繋がる興奮と苦しみ、痛
みと広がる性感が即座に胸虐の快楽を脳髄への直行を防いでいるのかもしれない。
しかし、それはさらなる高みへの道でしかなかった。胸から発せられる波動は秘部へと伝わり、さらなる愛液の分泌を
要求する。一方で放出されず、溜まっていくエネルギー。膨らまされていく風船のように、いつかはエクスタシーと言う破
裂を待つだけ。
散華の痛みは既に麻痺し、代わってうねる様な疼きが主役になる。もはや灼熱の場と化した合体部はいやらしく淫ら
な粘着音、差し入れられる度に溢れ出す淫蜜だけが支配する。
一方で彼女の体も加速度的に熱が上昇していく。もはや圧倒的な肉感に抗う事は出来ない。今まで胸やクリトリスで
散々昇り詰めた彼女だったが、この淫襞の具合は今までのに勝るとも劣らない。むしろ、まだ開発されていない牝の園
が男を受け入れただけで、これだけ狂える事を考えると、このまま貫かれ続けた時、彼女は真に堕落することを連想さ
せた。
「ダメなの!もうこれ以上突かないでえぇっ!」
「おや?イクのか?……少し前に純潔を奪われたばかりなのに?もう私に肉棒を悦んで受け入れて、絶頂に達しよう
というのか?」
「違うの!…わたし…ひゃああァァ――!」
否定したくても、彼女の心身は濁りきった電流に完全に囚われている。もはや彼女は女になっていた。
「否定する事はあるまい。喜べ!本当の女になれたんだからな。しかも、最初の相手は大悪魔たる私なのだ。人間の
牝にとってこれほどの幸せはないだろう?さあ、遠慮なく本当の高みへと昇れ!男と繋がりながら愉悦に塗れろ!」
一際深く彼女の胎内を突き上げた。自らの腹を割くような勢いのペニスに彼女は狂ったように声を上げるが、既に悲
鳴ではなく喘ぎに近い。手に入れた少女に対して、悪魔は最大限、自らの歪んだ愛で彼女を愛する。
一方、屈折した欲望に愛され続ける少女は絶頂を、男の肉棒によって、男を受け入れて達しようとしている。愛の営
みであるセックスでイクのだ。今までの胸やクリトリスで達するのとは肉的にも心情的にもまったく違っていた。
(私…男の人のものでイクんだ…)
もはや何も言い訳できない。自分は愛してもいない、憎むべき相手と繋がって絶頂を迎える。強制とは言え、彼を受
け入れ、悦ぶ。自分が酷く汚らわしい存在だと自覚させられる。
そして好きなクロノに他の男に抱かれて乱れきる姿を見せ付ける酷い女になる。
(…もう…どうにでもなっていい……いや…そんなことはない!……でも…)
彼女の堕落が始まる。
抑えきれない爆発が訪れる。一気に彼女を全神経を焼き切るかのような熱き波動。甘美にして激しい性感にロゼット
は飲み込まれた。
「イク……ひゃあああァ――!イクの!?…もう駄目…アアアァ―――!!」
初めてのセックスにおける絶頂を迎える彼女。心的にも体的にも衝撃は今までのそれとは段違い。愛する男の前で
果てて見せる神に仕えし聖女。
肺が空になるほど大きな叫びに遠のく意識、打ちのめされる体は一時の安静を求めようとする。しかし、悪魔は自ら
を咥え込んでいる肉膣がきつく締め付けてこようとも構わずひたすら突き続けた。彼には衝撃に打ち震える少女を気遣
うような優しさはない。ひたすら自己の満足のために腰を動かし続ける。しかし、彼の満足とは射精を目指す事だけで
はない。ロゼットという清き少女の心身を黒く染めていく事も含まれている。
「……さすがにイヤらしいな。こんなにも私を締め付けるとは…そんなに感じたのか?」
「違うの!…ひゃああァ!…動かさないでえぇっ!…まだ敏感なのに…」
「それともクロノの前だからか?考えられない変態だな。見られて感じるとは…」
「く、クロノ…」
彼女は自らの涙で歪む視界の先をパートナーへと向ける。クロノは瞬きもせず磔に処せられた自分のあられもない
姿を凝視している。
一方、クロノは自らの視線をロゼットに悟られ急いで顔を背けるが、かえって後ろめたさを出してしまう。たとえ見てい
なくても、先ほどの光景がこびり付いて離れない。破瓜の瞬間、内股に垂れた血、乙女華に挿入と排出を繰り返すペニ
ス。痛みから悦びに代わっていく強姦、男を受け入れ絶頂するロゼット。その全てが彼には悲しく、刺激的だった。俯く
と肥大した下半身が欲情しているのが見えてしまう。
エスカレートしていく陵辱劇。白き嵐が抜け切れない体なのに熱き楔が体を貫き続ける。波が引く事を許さず、さらに
肉悦を彼女の体に注入し続ける。沼に沈殿する泥のように溜まり、肥大していく高まり。すぐに次なる破裂へと向かって
いく。
「ほら!淫らなシスターである君のことだ。もう次なる絶頂が間近なんじゃないのか!?」
「言わないで!…うひゃん!ひゃあああぁぁ……あぐっ!?…ゲホゲホッ!……!?……あふん!」
荒い呼吸と肺の中の空気全てを使う喘ぎに彼女は噎せ返る。が、酸素が肺に満たされると再び快の喘ぎを開始す
る。鈍ったとは言え、彼女の体は肉の凶器によって齎される痛みに、激しいセックスのために暴走しており、理性は消
失しかけている。少なくとも抵抗するだけの気力も体力も残ってはいない。なすがままである。なすがままに、一度転げ
落ちたエクスタシーへの階段を全力で駆け上がっていく。
「イクの!…またイッちゃうの!?…ひゃぐ!…また飛んじゃうぅぅぅっ!?」
悪魔のペニスがまたもきつく締め上げられる。あまりの強さは彼女の受けた衝撃の強さを物語っていた。
再び、忌むべき肉棒によって昇らされた蒼きシスター。だが、彼女が解放されることはない。それどころか何度達しよ
うが、構わず性交を強いられてしまう。さらに過敏になり、灼熱のように燃え上がる彼女の体。もう彼女の体ではない。
それは一匹の荒れ狂う動物に思えた。
「壊れちゃうよ!…お願いですから、もうやめてください…ゆるしてぇ…あひゃん!」
もはや自尊心も抵抗心もかなぐり捨てて悪魔に頼み込む悪魔祓い。既に処女を失う前の連続絶頂に近い状態を味
わえるまで開発された肉洞。あの恐怖から逃れたい一心で彼女は許しを乞う。しかし、幸福の時間をアスモダイが手放
すはずもない。
「何を言っている?君も望んでいることだろう?今のお前は十分過ぎるほど感じているはずだ、悦んでいるはずだ。こ
のまま壊れるまで貫き続けてあげよう」
と同時に、一番深い所へ一撃を見舞う凌辱魔。その一撃があまりに強烈な痛みであり性感であったため、再び彼女
の視界が白く染まった。
「…ヒギャアアアァ―――ッ!?」
「おいおい、もう達したのか?まったく、君のような淫女は見た事がないな…」
呆れ顔で腰を動かすアスモダイ。一方のロゼットは翻弄されるばかりだった。だが、既に膝の辺りまで浸透している恥
蜜を見れば分かるように、彼の肉棒に蹂躙される事を体は欲していた。磔にされた上での強姦という異常な状態だが、
体の興奮はすこぶる高いものがある。どんなに否定したくても彼女の体はひたすら男の肉を求めてしまう。
一方でアスモダイも暴走をし始める。窮屈だが柔らかく締め付ける彼女のヴァギナ。彼女のアソコは膣口、膣内、共
に締りが良い。さらに洞窟を少し進んだ所の上壁に細かい襞がたくさん付いており、侵入している男の竿をくすぐってい
た。彼女の性器は超が付く名器であった。これほど男を愉しませる肉環の持ち主は数戦数万の女を喰い物にしてきた
淫欲の悪魔も出会った経験がなかった。
さらには、この少女は本当に穢し甲斐のある存在だ。魔を祓うエクソシストであり、可憐な容姿を持つ美少女。自分の
弟を救うため、悪魔と契約をし、戦い続けてきた強き意志を持つ女性。パートナーとなった大悪魔と心を通わせる事が
出来た稀有な人間。自分はそんな少女を手に入れ、体を犯し、心を壊し、手中に収めようとしている。素晴らしき事だ。
その興奮は百戦錬磨の悪魔でさえ行為に没頭させてしまう。
「ロゼット……そろそろ出すぞ!」
「…え?……だ、出すって…」
この状態で『出す』と言われれば結果は一つであろう。そのぐらいの知識はロゼットにもあるはずだったし、先刻、自
分が口と手で男達から搾り取った記憶は新しいはずだったが、疲弊した思考と理性では咄嗟の理解は難しかった。
「射精だ。お前のアソコがあまりに気持ち良くてな。まだ穢されていない子宮に私の子種を注ぎ込む」
「こ、子種って…ぁ…ああ!?…そんな!そんなのダメ!嫌だ!おねがい、駄目駄目、だめえぇ―――!!」
「嫌がることはないだろう?女は男の性を受けとめ、孕むための存在しているのだ。その定めを歓喜と共に果たせ。
……ふふっ、人間である君が私の、魔族の子をその身に宿すのか…くくっ、光栄だろう?」
ことさらに誇張し、丁寧に交尾の説明をする。言葉が続けば続くほど彼女の表情が絶望色に染まっていく。それはそ
うだろう。人外の存在の子を宿すかもしれない恐怖。それ以前に男の体液に穢される恐怖は清純な少女には忌避の対
象でしかない。力など残ってはいないが、彼女は体をよじらせ暴れて最悪の事態から逃れようとする。が、今までと同じ
ように抵抗は抑えられる。
腰を強く掴み、激しく腰を揺する。ゆっくりと奥の奥まで蹂躙していた肉槍だったが、ここにきて浅い位置で前後する。
しかし、そのスピードと力強さは今までの比ではない。単純に射精を促す単調運動。しかし今のロゼットにはそれすらも
悦。
「許して!中にだけは出さないで!ひゃうううぅぅっ!いやなのぉ――!」
「ほら、分かるだろう?私のこれが今まで一番大きく、固くなっているのが…くっ、そろそろだ…しっかり受け止めろ」
悪魔とは言え、エクスタシーの時を迎え平静を保てる訳がない。アスモダイは言葉による責めを止め、射精すべく自ら
の先に集中する。
「イひゃぅ…あふんっ…あ、あ、…は、はやい……」
「いくぞ……いくぞ、ロゼット!受け取れ!」
アスモダイが感極まった瞬間、一番奥までそれは挿入され、ついに破裂した。
ビクビクと震える砲身の先から魔の性が大量に放出された。彼女は胎の内壁に灼熱の濁液が浴びせかけられるの
を感じた。それは満たされた蜜壺の隅々まで汚していき、縦横無尽に広がっていく。
「ひゃぅ……出てる…私の中に何かが出てるよ…」
穢された。大切な少年の前で処女を奪われ、体を支配された上、悪魔の精すらその身に受け止めさせられることにな
った。この悪魔の胎児を宿すことになるのだろうか?悲しき事実の連続と暗き未来にロゼットは涙する。
しかし、思い出したのは先ほどまで強制された口奉仕フェラチオの行為。あの時、乙女の口で昇らされた男達は精液
を激しく分泌した。あの白くて苦くてネトネトした熱き体液の感触が蘇る。むせるような匂い、ドロドロして粘り気のある触
を持つそれが自分の一番大切な所に放たれた。そう思うと体が熱く、白く濁る。事実、向かい入れるべき竿とザーメン
に膣と子宮はこれ以上ないほど興奮している。異常な興奮、忘れられない感覚。
「……ひゃう!…あひゃ…そんな…まだ……?」
「当たり前だろう?一回で終わると思ったのか?」
白濁液を注がれ、穢されたと言うのに悪魔は陵辱を止めようとはしない。悪魔にとっての満足はまだまだ先の領域だ
った。
「これからだ。もっと私は君を貪りたい。もっと君のイヤらしいここに精液を放ちたい。私が満足するまでやめるつもり
はないぞ」
「あひゃああぁ――!そ、そんな…」
「だから、ロゼット…君も愉しむんだ。この私の肉を感じ、体から溢れる性感に酔いしれろ。心から行為を悦ぶんだ。
そして私の物になれ……」
「…あなたの物に…」
一瞬、この悪魔の物になった未来を想像してみた。鎖に繋がれ、毎日、いや意識ある限り犯される自分。悪魔の肉棒
を口や手で奉仕し、顔や胸がザーメンまみれにされてしまう。そして陰唇は彼を咥え込んで、その中まで白濁液が注が
れ続ける。肉とむせる様な匂いに支配された未来。思い描いた瞬間、ロゼットの胸が不規則に高鳴る。
ズンズンと再び下から突き上げられ続ける肢体。磔少女は体を覆う青い修道着の殆どを破られ、局部を露出し、口
から溢れた涎やら愛液やらが体をぐちょぐちょに濡らしていた。悪魔への供物となった少女の姿は惨めそのもの。だ
が、口からは絶えず媚声が出され、胸と股間は激しい悪魔の責めに躍動していた。贄となった少女は悪魔に身を委
ね、陵辱され続ける。
「ひゃん!…あん…あ、はあああぁ〜…あ、溢れちゃう…」
子宮に満たされた悪魔の精液が止まらないピストン運動のために肉と肉の境目から流れ出して脚を伝う。太ももに粘
着質な液体が滑る度に意識してしまう。何か勿体無いようなイメージが彼女の脳裏を通り過ぎていく。
「ふふっ、中出しまでされて失うものを失くしたからか?抵抗する気が完全に消えたのかな?なすがままじゃない
か?」
ロゼットは応えない。ただ俯いて喘ぐだけ。諦めたのか、それとも否定できなくなったのか?ただ快感をだけに集中し
ていたいようにも見える。
「もう応える余裕もないのだな。よくここまで頑張ったな。さあ、もう全てを忘れて私に全てを任せよ。何も考えず、ただ
快楽だけの世界の住人にしてやろう」
「あっ…あは…」
体中を犯され、これから全てを奪われるであろう薄幸の少女。極限状態を繰り返してきた彼女の精神はもう限界だっ
た。抗えない肉欲が、快楽が彼女に押しかけ続けている。ここまで耐えたのだ。もう抗わなくても許されないだろうか?
この悪魔を受け入れても、快楽に感受しても。
「……く、クロノ…ゴメンね…私を…許して…」
その一言だけ、この水音と喘ぎに支配された礼拝堂に嘘のように響き渡った。大切な女性を穢され、絶望感と無力感
に支配されていた少年にもしっかりと届く。
「…ロゼット……」
(助けられなくて…ゴメン)
彼女の言葉の意味はクロノにはよく分かる。全ては自分の責任だ。あの破天荒で暴れん坊でどこまでも一本気で優し
くて笑顔が素晴らしい少女。彼女の悲劇を与えた責任は自分にある。彼女の何もかも奪い、苦しめた責任は自分にあ
った。
彼女は一度、胸に吊るされたクロノとの絆である懐中時計を見つめた。絆の象徴たるそれに一筋の涙が落ち、濡らし
た。
そして、彼女は堕落した。
「あふんっ!もっと…もっと突いてください!気持ち…イイ!…気持ちいいのぉ〜!」
堕ちた彼女はついに内から湧き上がる欲求に従って声を上げた。
「ふふっ、とうとう堕ちたな…さあ、ロゼット。素直に喘げ。君の本当の姿を見せてくれ」
彼女を犯す力にも力が入るアスモダイ。それをロゼットは力を抜いて受け止める。
「あふん!ああ、イイ!…気持ちい…ぃ…私のアソコがぐちゅぐちゅしている…」
合体部からの淫らな粘着音はさらに大きくなる。行為を望んだ体はさらなる体液を分泌していく。それは悪魔も一緒な
のだろうか、二人の股間は愛液やら先走り、破瓜の血に精液が混ざり合い、混沌した情景を描いている。
白き柔肌を求め、悪魔の舌は再び脈動を開始する。露わになっている首筋を伝い、彼女の耳まで愛撫する。
「…ァ……あふ……あ、ぁ……!?…いつぅ!!」
首筋を舐められた瞬間、彼女の体は小刻みに震え、耳朶を甘噛みされるとビクンと一度、電流に打たれる。飽き足ら
ず、耳の中まで長大なそれを伸ばし、彼女の耳口を犯していく。耳まで性器のように犯され、いやらしき息と音は直接、
脳に届く。
耳だけではなく、胸も一段と強く揉んでいく。左手は彼女の背に回され、背中や豊満な桃肉を堪能した後、菊座へと吸
い込まれていった。僅かな嫌悪感は残っているものの、アヌスへの責めは今の彼女には悦びの刺激に他ならない。
「……いやん……あふぅ…くうぅっ!…いたい…でも、かゆくて……へんなかんじで…イイよぅ…」
ズンズンと中へ吸い込まれていくペニスと指。抜き差しされる二つの肉に意識を集中する彼女。だが、敏感すぎる肉
突起を摘まれると途端に集中力を奪われる。様々な弱点を責められ弄ばれる彼女だったが、弄ばれることすら今は求
む牝ロゼットの肉欲。
再び、膨張する彼女の内。あの感覚、飛翔するかのような開放感が到来する事を彼女は歓迎する。
「…ぁひゃ……また…イクの……ぃ…く…いくイクイク、イッちゃうぅぅ――!!」
心身ともに白き嵐に包まれ、ロゼットの意識は天に昇る。口からの言葉には既に理性と悲壮感が感じられない。た
だ、一段と高くなるトーンは彼女が心から悶えている証明。
悪魔アスモダイは再び自分を締め付ける強烈さに怯み掛けたが、何とか踏み止まった。そして単調に貫くばかりでは
なく、円を描くように腰を動かしたと思ったら、彼女の膣の一番の急所、斜めに突き上げた際に擦れる膣壁を徹底的に
犯す。
「ひゃう!…そこがイイ…すごい…スゴイ…もっとしてぇ……私のアソコをめちゃくちゃにしてぇ――!!」
お望みどおり、とばかりに悪魔は彼女の大切な乙女華を壊すかのように蹂躙する。しかし、だけではない。胸や尻の
穴すら嬲る速度を速めていく。
「こわれるうぅ――!!ひゃあぁっ!こわれちゃう…私のオッパイも汚い穴も全部、おかしくなっちゃうぅぅ!!……もっ
とこわして…突いてぇ!っっぅうううううんんンン――ッ!!!」
さらなる絶頂が彼女を襲う。いや、既に彼女はエクスタシーに包まれている時こそが普通であった。男の肉など官能
に浸るための道具に過ぎない。若く、可憐で、いやらしい彼女の体は淫欲の悪魔の手によって最高級の淫らな芸術品
として完成する。
「再び、イキっぱなしの状態になったな。さて、私を悦んで受け入れる君の姿を他の者達にも見てもらおう」
アスモダイは右手を高らかに上げて、一度、指を鳴らす。礼拝堂に乾いた音が響くと状況に変化が訪れる。
「はっ、ここは…?」「あれ私達って…」
悪魔の傀儡に過ぎなかった者達、神父やシスター達が突然、虚を衝かれた様な声を上げる。周囲を見渡し、自分達
が置かれた状況を確認しようとする。
「ま、まさか…」
ロゼットもクロノも悪魔が何をしたか分かった。彼は手足のように動かしていた人間達の洗脳を解いたのだ。この熾
烈なる陵辱劇の最中に。
「こ、これは一体…」
正気を取り戻した神父バナードが神聖なる十字架に磔にされた少女と彼女を犯す禍々しい魔族を視界に収めた。他
の者達もすぐに粘着音と咽るような匂いの発生源へと目を向ける。
「これは一体…いったい何をしているんだ!」「悪魔…あれが?」
初めて見る悪魔の姿に彼らの視線は釘付けになった。アスモダイほどの悪魔なら存在するだけで強大な威圧感を見
る者に与える。自分達、人間の敵にして、忌むべき存在を目の前にして恐怖を感じる。
しかし、その悪魔は自分達を顧みる事無く、何かの行為に没頭していた。磔に処せられた少女の脚を上げて、彼女
の秘所に肉棒を打ち込んでいる。あまりに場違いな風景と状況に彼らは混乱した。だが、より一層、彼らを困惑させた
のは犯されている美少女だ。彼女は悪魔の責めに卑猥なる声を上げながら腰を揺すり、愛液を垂れ流している。その
光景は陵辱されている少女のものとは思えない。むしろ、見境なく男に抱かれて悦楽を得る淫売を連想させた。彼女の
半壊した修道着から察するに、彼女は自分達と同じ神に仕える存在のようだ。
「あ、あなた…いったい、何をしている!?その男がどういう存在か分かっているのですか?その者は万物の敵、悪
魔なのですよ!そんな男を受け入れるなんて…」
ニースが震えながら訴える。それに続くようにマルシアは怒号を上げた。
「それ以前に、あなたは神に仕える身でしょう!そのあなたが、この神聖な場所で、そんな悪魔と…こ、行為をするな
んて…恥を知りなさい!!」
彼女達は悪魔への恐怖からか、それとも同じシスターとしての怒りなのからか、この場所にいる悪魔よりも、目の前で
悪魔と愉しんでいるシスターに非難の集中させる。他の男達もそれに続いた。
「この…この魔女め!!貴様のような汚らわしい人間なんてここにくるな!その悪魔と一緒にここを出て行け!」
「恥ずかしくないのか、君は?……こんな悪魔を悦んで受け入れるなんて…」
「おおっ、神よ…お許しください…この村にこんな不浄な悪魔と穢れた魂を持つ少女を入れてしまった事を…」
「……あ、そんな…」
彼女の精神は本当の意味で引き裂かれた。彼女は自ら望んでこうしているのではない。記憶はないだろうか、操られ
ていたあなた達に散々犯され、体を狂わされ、こうして悪魔に犯されているのではないか。怒りの言葉を投げてくる彼ら
にロゼットは逆に怒りを抱く。そして、自分が今まで信じてきた人間という存在に言いようのない憎しみを持ってしまう。
一方で、自分の姿の異様さを再認識してしまう。事情を知らない彼らから見れば、自分は間違いなく悪魔を受け入れ
ているように見えるのだろう。例え拘束されているとは言え、突かれる度に声を上げ、卑猥な言葉を発し、度重なるエク
スタシーに悶え続ける。レイプとはいえ、どう見ても自分も悦に入っているようにしか見えないだろう。
(やっぱり…もう…私は引き返せないところまで追い詰められたんだ…)
断崖の先まで追い詰められ、転げ落ちたような気持ちだった。自分は完全に悪魔を受け入れるという忌避しなければ
ならないものを求め、受け入れている。人外の魔悦を注ぎ込まれ、悦ぶ、それなしには生きていけない体にされてしま
った事を。そして、例え、この悪魔の手から抜け出せたとしても、クロノを裏切り、他の人間に自分の痴態を見せてしま
った彼女には戻るべき場所などないことに。
(……私はどこにも帰れない…こうやって、この悪魔に抱かれ続けるしかないんだ…)
そう思うと気が楽だった。何も考えなくていい。ただ、この淫欲の悪魔を満足させるだけの道具に貶められたとしても
構わなかった。この悪魔の中には、まだ彼女の価値が確かに存在するのだから。ただ、一つ、自分が立つ事が出来る
地平が小さくてもあるのだから。
「ああっ、皆さん…私をもっと見てください…悪魔に抱かれる私を見てくださいっ!」
自暴自棄となった彼女の発言はあまりに過激で唐突だった。この彼女から突然出された言葉には人間達も、クロノ
も、当のアスモダイでさえ唖然とさせるものだった。
「凄くイイの〜!このペニスが気持ちいいぉ!!あああんっ!もっと突いてぇ!掻き回してぇ!!私をおかしくさせてえ
ぇっ!!」
自らの全てを失った少女は単純に肉欲だけを求める牝犬に成り下がった。そんな彼女にそれぞれは様々な印象を抱
く。先ほどまで傀儡と化していた人間達はあまりの狂気の発言に気圧され、次にさらなる怒りを抱いて彼女を罵倒した。
クロノはここまで少女の精神が壊された事に、アスモダイを恨むより、我が身を恨んだ。大切な彼女を助けられなかっ
た自分を。
アスモダイはあまりの彼女の豹変に呆然としたが、数秒後にはこの上ない幸福感を感じていた。
「ロゼット…私の目は確かだった。君は本当に最高の女だ!まさに私の契約者となるに相応しい!…分かった、その
身と心が完全に壊れる日まで、私は君を貪り、至高の悦びを与えてあげよう」
「は、はい!…もっと私を狂わしてください!…アスモダイ…」
「アスモダイでは興がないな……様を付けてみろ」
「…アスモダイ…さま……私を犯してください」
完全に魔の僕となったロゼットはさらに悪魔に犯されることを望む。アスモダイはそれに応え、さらに腰を揺すり、体中
の性感帯を犯した。
「ひゃぐうぅ!……つゅぅううんっ!…んぁう…あうっ…すご、すごいぃっ!!」
心の戒めを解放した彼女はもう何にも遠慮する事無く声を上げる。下から強烈なペニスの突き上げを恍愡とした表情
で悦んで受け止める。あまりに淫らなその顔には、闊達で明るく、優しかった可憐なシスターの面影は完全に消えてい
た。
「そら、どうだ?掻き回されるのは気持ちいいだろう?」
「はい!気持ちイイ!…気持ちがイイです、こわれちゃうぐらい…あ、アスモダイさまぁ―――っ!あん…こわしてえぇ
…壊れるぐらい突いてえぇっ!!」
「どんどんヨガれ!躊躇するな、望むがまま果て続けろ!」
既に彼女の内では絶頂との境界線はあやふやな物になっていた。しかし、不思議なほどさらに白き性感の爆裂はさら
に強大に、凶暴に膨れ上がっていく。淫欲の悪魔の卓越した動きに、全てを受け入れたロゼットの心が彼女の体を人
間では到達できないであろう新世界へと向かっていく。
心臓と肺が危険領域に突入した我が身のために最速の鼓動を見せる。それでも彼女は肺が空になるほどの嬌声を
出し続ける。体が悲鳴を上げようとも膣の最奥まで進んでくる男の欲肉に意識を集中させ、与えられる電撃で自分の体
をさらに痛めつけた。
「…っっぅうううんんっ!ひゃぐぅっ!?…うううんぅん!きゃうぅ――――っ!」
一突き、一突きされる度に彼女の天色の瞳から輝きがなくなっていき、虚ろな闇を纏っていた。逆に、全身の肌は赤く
染まり、表情は艶の入った笑みの成分を含んでいく。淫らな聖女の姿が誕生し、目の前の観衆達に異界の交わりを見
せ付ける。ギャラリーはそれぞれに非難の声を上げたが、彼らの傍らに転がるクロノだけは目を背ける事無くロゼットと
アスモダイの交わりを見つめていた。彼女を壊れていく姿から目を逸らそうとはしなかった。多分、これが彼にとって、ロ
ゼットの最後の姿になるのだろうから。
腰を振るい、可動の範囲で精一杯、快楽を貪ろうとする生贄の少女。口からは際限なく下品で淫らな訴えを叫び続
け、常に絶頂の渦の中に身を置く。
「いく、イクぅぅ――っ!アスモダイさまぁ!もっと深い所まで犯してぇ!!私にもっとペニスをください!からだ全部メチ
ャクチャにしてえぇ――!…ひゃぎゃあぁぁっ!」
彼女の声は獣の声。それには理性的な成分など微塵も含まれていない。ただ牡を求める牝の本能と欲望が暴走し、
活性化していく。破滅への階段を上がって行こうとも、彼女には身を焦がす疼きだけが望みとなっていた。
度重なる絶頂はついには彼女を魔の領域まで連れて行く。常時爆発する自分の胎内にさらなる大きな衝撃が発芽し
ようとしていた。今までとは比べ物にならない事はロゼットにも直感できた。この破裂は本当に自分を人間ではなくして
しまうだろう、とイメージできたが、だからこそ味わいたい。この世でもっとも淫らで狂おしい感覚が訪れる。変わり果て
た彼女の望む最大の悦楽。そこまで来ているのなら、早く味わいたい。この身が粉々になろうとも構わない。人では導
いてくれない領域に向け、彼女は疾走する。
「しびれ…る…もっと、もっと、アスモダイ様…私…手の届かないところまで昇っちゃうぅぅっ…燃えちゃう…体が燃えて
溶けちゃう…死んじゃううぅぅ―――!!そこまでもうすこしなのぉ……おねがいです……連れていってええぇっ!!」
「ああ、連れて行ってやるさ。ロゼット…お前は私のものだ」
「う、嬉しい…アスモダイさまぁ!!アスモダイさまあぁ――――――!!」
ついに新世界へ突入していく秒読みに入る。彼女の膣肉は既に痙攣し続けている。肉襞に愛撫され、悪魔も再び射
精感が込み上げてきた。
「ぁはっ…うふぁぁああぁ!!もう駄目…ダメ…私……あぁはぅ!…もうダメえぇっ!爆発する、きえちゃうぅぅ――
―!!」
「ロゼット…うく…私も…私もイクぞ!」
「は、はい!…出して…私のいやらしいアソコにアスモダイ様の濃い精液をたっぷりだしてえぇ―――!!おなかの中
を白いのでいっぱい汚してください!そして私もこわしてえぇ―――!」」
自らをえぐる肉棒といやらしき粘着音、体を駆け巡る白き電流だけが彼女の世界だった。堕落した蒼きシスターは際
限なく魔淫の奈落へと落ちて行く。人間では辿り付けぬ禁忌の肉悦を貪りながら、彼女は今までの自分を捨てて、新た
なる生き物へと変化する。
「もう、きちゃう……来るのおぉ……んんぁああああぁ―――っ!ひゃあああぁ…何もかも白くなる…すごいよ…すごく
イイよ…もっと、もっとおぉ…」
辿り付けない筈の世界へと到達する。瞬間、体の中で極大の性の破裂が起こり、彼女の意識は飛んだ。
「あはぁぁああっ!…燃える…もえちゃうぅっ!!…飛んじゃうぅ!!んんはぁああぁ―――っ!!ひゃうっ…―――っ
ぁああああああぁんんん―――!!!………」
彼女が異世界の魔悦を手に入れ、全てが白く変化する。薄れていく意識の中で、自らの子宮に悪魔の子種が放たれ
たのを感じた。それすら快楽を見出し、彼女は世界から隔離されていった。
「……どうだ?人同士では味わえない世界を垣間見た気分は?」
「…………最高でした…」
波が通り過ぎ、呆然としているロゼットは一言、消え入るような小さな声で答える。胸の高鳴りを抑えるので精一杯で
ある彼女から出たその言葉は思考の末ではない純粋な答えであり、本心。いまだに体の震えが止まらないほど強烈な
一撃だったが、再び、彼女はそれに身を委ねたいと願ってしまう。もう元には戻れないのだから。
「最高だったか…それは何より…だが、君の事だ。その最高をもっと味わいたいと思っているんじゃないか?そのぐら
いで満足する女じゃないだろう、君は?」
「……は、い……もっと欲しい…あの感覚をもう一度味わいたい…もっとイキたい…」
悪魔の言葉に股間が再び脈動し、彼女の心に淫らな火が灯る。あの至福の時を求めたい欲求が悪魔にさらなる責
めを強請る。
再び、動き始める二人の体。そんな二人をクロノはひたすら凝視し続けた。
村が夕日に照らされる。全てが赤く染まる情景は血を想像させることもあれば、物悲しさを想像させる事もある。生気
を感じない村にも赤い光が差込む。静寂と寂しさに包まれたジムフォークであったが、唯一、音が鳴り響く場所があっ
た。村中央の教会。その礼拝堂では淫らな宴が続いていた。
「ぁああん…は、やはぁ…はぁああ…ん、ん…やはぁ…お尻もいいのぉ…」
礼拝堂の中央では磔から降ろされたロゼットが犬のように四つんばいにされ、アスモダイにアヌスを犯されていた。
既に悪魔と繋がって数時間、彼女は休みなく悪魔との愛戯を継続していた。既に悪魔に恐れをなした人間達は逃亡
しており、ここにはロゼットとアスモダイ、それに拘束されたままのクロノの三人だけが残されていた。
ロゼットは何度もヴァギナを犯され続けた。磔の上で何度も何度も汚され、降ろされた後も様々な体位で体を貪られ
続けた。体中のいたる所に白き欲望を吐き出されており、ザーメンが掛かっていない所など無いようだ。それだけでも
飽き足らず、悪魔は彼女の排泄のための穴まで犯している。淫楽のシスターは最初こそ痛がったものの、そこに眠る
新たな性感をすぐに見つけ出しては病み付きになっていた。
「イクっ!…お尻の穴で…あんんんっ!…いぐ…ひゃうううぅんんっ!!」
また絶頂の階段を駆け上ったロゼット。この日だけで彼女は何度達したのだろう?今日まで男を知らなかった少女は
悪魔に見初められ、何度も犯され、その数倍は達してきた。この日だけで普通の女性が一生で経験するオーガズムを
経験してしまったかもしれない。
二人の絡み合う様をクロノはずっと見続けていた。もはや愛する少女は淫欲の悪魔の虜になっていた。身も心も完全
に淫ら色に染まり、魔性の悦楽を求め続けている。彼の知っている彼女は別の存在へと変容している。その姿は彼が
先ほど散々に肉悦を貪った幻影の中の幼きロゼットを連想させる。あの妖艶な幼子が成長した姿が目の前で喘いでい
る。あの少女は幻影だったが、偽りではなかった。自らの愛した少女は間違いなく、その側面も持っていたのである。
しかし、彼が身近に感じた彼女も偽者だったわけではないと信じている。この淫乱な彼女もあの大切なもののために
戦ってきた健気な少女も等しく内に内包していたのだ。彼女を失う直前、彼女という小世界の新しい地平を見る事が出
来たのは皮肉だろうか?だが、これが彼のロゼットという少女に対する最後の思い出となるだろう。
長く重たい絶頂の波から這い出た彼女は痙攣したまま体を地面に落とす。体は度重なる性交と宴にボロボロにされ
ていた。それでも内から湧き上がる肉欲はいまだに悪魔を求めているのが、切なげに腰を揺すっていた。
アスモダイは彼女を抱え、上半身を起こさせる。そして自らが犯し尽した少女の姿を改めて見つめる。修道着は完全
に破かれ、彼女は全裸を露わにしており、白きニーソックスだけが彼女の体を覆っている。だが、それもペニスから吐
き出された精液によって汚されており、所々、黄色く変色している。無論、汚されたのはニーソだけではない。全身、美
しく光り輝いていた彼女の髪まで洗礼を受けており、体中から咽るような匂いを漂わせていた。眼も虚ろ、しかし頬は桃
色染まり、今だ媚熱から回帰していないようだ。穢され切った彼女の体だが、いまだに胸にはクロノとの絆である懐中
時計が吊るされていた。金色の時計は彼女とクロノを結ぶ最後の線であったが、これまで饗宴の余波で汚されており、
光を失っている。まるで今まさに引き裂かれようとしている二人を象徴するかのように。
「ロゼットよ…君はよく頑張った。私に全てを犯され、心身が磨耗しても、私を受け入れ続けたものだ。私は君ほどの
女性に出会った事がない」
悪魔は心底、ロゼットに敬意を持った。確かに彼女は堕天し、黒き肉欲を貪るまでに変化した。しかし、それでも彼女
の可憐さ、美しさは幾らも損なわれていなかった。彼女の本質的な部分がいかに魅力的であったかの証明。いくら穢し
ても彼女を醜く染める事など悪魔といえども出来ない事を思い知らされた。そんな彼女に出会えた事を悪魔は喜び、彼
女を奪える事に酷く興奮した。
「さあ、もう諦めがついただろう?私と契約を結べ。そうすればお前には素晴らしい世界が待っている。苦しい過去の
呪縛に囚われる事も戦いに身を置く事も無い。考える事も無く、ただ、体から湧き出る肉欲に正直に従えばいいのだ。
楽になれ」
再びの申し出。彼女は拒否できる状況ではない。ここまで体を支配された現況では力ずくで契約を求められたら拒否
しようが無い。しかし、それ以前に今の彼女は自分の意思で断る事が出来ない。
もはや淫魔と言われても仕方がないぐらいまで性の快感を求めてしまう体にされてしまった。アスモダイと契約を結べ
ば、彼の傍にいる事ができる。淫欲の悪魔に好きなだけ犯され貪られ、蕩かされる毎日となるだろう。浴びるような精
液の雨の中に身を置ける事は彼女にとって至極の法楽となるだろう。
一方で、冷静な自分がいる。しかし、冷静で優しい自分もこの悪魔と契約を結べと訴えかけてくる。クロノをこれだけ
裏切った自分は、もう彼の元へは戻れない。愛する相手の前でこれだけ乱れた自分が許せない。弟を助けたい決意ま
でも忘れた人形たる自分には前のように帰る所など無いのだ。
自分は身勝手な女だ。必要だからクロノと契約して、彼との時間を過ごしてきたのに、他の悪魔に病み付きになり辛く
なって自分から離れようとするエゴの塊。
(だから……私はクロノの傍にはいられない…この卑しい悪魔だけしか私には残されていない…)
自分の醜さを知った少女には淫欲の悪魔しか居場所は残されていなかった
声も無く、ただ頷いた少女。彼女の返事に満足したアスモダイは契約を執り行う。
彼女の顎に手を当て上向かせると、ゆっくりと唇を彼女のそれに近づけていった。
これだけ続けられた陵辱劇の中でも、フェラをさせられても辛うじて守られていたファーストキス。
悪魔は彼女の形のいい桃色の口唇を見つめた後、それを奪った。
「……ぅん…」
本当の意味で自分の全てを奪われたロゼット。虚ろな瞳からは涙がボロボロと流れる。
その瞬間、彼女の首から吊るされていた懐中時計の鎖が千切れ、落ちていく。
床へと落ちた金色の契約の証。それはクロノとロゼット、二人の絆が消滅した事を意味していた。
「ウワアアアアアアアァ―――!!」
突如、クロノの胸が激しい痛みの咆哮を上げる。契約者との間に存在していた『回路』が消滅した際に発する激痛。
契約者を奪われた悪魔は体の一部を引き千切られるような痛みに悶えた。
彼自身も激戦と陵辱で傷ついていた。そんな彼が体を裂かれるような激痛に耐えられるはずが無く、意識が遠のいて
いく。
(クロノ…本当にごめんなさい…)
薄れていく自我の中でロゼットの謝罪の言葉が反響し続けていた。
クロノが次に目覚めた時、時は夜に移り変わっていた。
混濁した意識の中、彼は無意識に大切な少女の姿を探した。が、少女はおろか、彼女を奪った悪魔の姿すらない。
周りを見渡した彼の目にある物が写り、ため息をついた後、彼は立ち上がった。ゆっくりと窓から差込む月光に照らさ
れた『それ』の所に歩いていく。
月の光に照らされても光を反射しないほど光沢を失ったそれ。役目を失い、ただ朽ちるだけとなった古き契約の名
残。
ロゼットが常に付けていた金色の懐中時計。
床に無残にも打ち捨てられた絆の象徴を見た彼は、ロゼットという名の少女を永遠に失ったと再認識する。
再び、あの明るく可憐なシスターがクロノの前に姿を現す事はない。
終